Nanitabe

埼玉県出身の作家 なにを食べても美味しい。(はせがわなつみ)のwebサイト

国境を越えても生活は続くということについて。

ボンダイ・ビーチ

こんにちは、なに食べです。
現在(2024/02/11)ワーホリビザでオーストラリアへ来ています。

オーストラリアにへ来て2カ月が経ったが、日本にいた時と特になんの変化もなくただ生活をしている。
なんの変化もないのは恐らく私の性格の問題だと思う。
積極的に友達をつくるでもない、履歴書を書くのが面倒で仕事も探しいてない、勉強するのが億劫で資格も取っていない。
1人でスーパーへ出向き1人でカフェへに入り1人でビーチを歩く。
1人でいることになんの焦りも疑問も抱かないためいつまで経っても友達は
できない。友達ができなければ英語で会話する機会も増えないし新しい場所に出向く機会も増えない。

私はとても怠惰な人間だ。頭も悪い。まともな職歴もなく、資格もない。
それなのに真面目だから、「ちゃんとした人」だと思われ易くボロが出た時にがっかりされる滑稽な人間だ。
履歴書を書くのがとにかく面倒で仕方がない。資格を取るのがとにかく億劫で仕方がない。
オーストラリアはアルコールの扱いが厳しく、お酒を扱うお店や飲食店で働く場合にはアルバイトでもRSAという資格を取る必要がある。これがまた非常に面倒くさいのである。
12月の初めにオンラインで始めて(1日で取得できる対面式の講座もあったが会場に行くのが面倒くさ過ぎて諦めた)2月現在未だに終わっていない。
RSA取得に2か月以上時間を割く人など恐らくほぼいないのではなかろうか?
逆に2か月経過しても尚取得する意思があるという点を強く評価していただきたい。

ここで日記を振り返ってみることにする。

『先日語学学校の先生と日本人スタッフさんが話しているのを聞いたが、先生は何度も「Say again?」と聞き返していたしスタッフさんもやはり日本人の英語という感じの発音だった。現地で長いこと仕事している人でもこうなのだから、たった1年の渡航(そもそも1年いるかどうかも分からない)で流暢に喋れるようになるわけがない。カフェやレストランで困ったことはないし簡単な日常会話はできるのだからこれでいいのでは?辛い思いをしてまで勉強を頑張る必要はないのでは?』

言い訳がましい。
努力したくないだけだろう。頑張る必要性のなさを必死に探している。そんなことに必死になるなよと言ってやりたい。

『留学に来ている日本人留学生はみなアグレッシブでキラキラしている。自分はそうはなれない。1日に何10件もレジュメ配りなんてできない』

私もアグレッシブになるべきなのだろうか?
そういうタチじゃないからと逃げて諦めてのこのこ日本に帰るのか?

逃げることと自分を許容することの違いはなんなのだろうか。

いまだに答えは見つかっていない。
この先ここでの生活の中で答えは見つかるのだろうか?

私がこのワーホリ生活で取り組むべきは単に英語の勉強だけでなく億劫なことへ立ち向かっていけるだけの体力と気力を付けることなのかも知れない。
もしくは億劫なことを億劫だと思わないようにする訓練が必要なのだろう。

飛行機で10時間飛んだ先に待っていたのは変わらない生活。
スーパーで食材を買いドラッグストアでタンポンを買いカフェで無駄使いをし吸引力のない掃除機で部屋を掃除しルームメイトが汚したバスルームを掃除する。

異なるのは言語だけ。生活は生活。
暮らしていくにはお金が必要だ。
お金を稼ぐ術を見つけなければならない。

もうこれ以上遠回りはできない。